みなさんこんばんは^^
今日の山口市は曇りの天気でした。金曜日は山口でも山間部では雪が積もったようです。本当に寒い一日でしたからね。その時から比べると今日は幾分あったかい一日でした。
今日は久々に本の話です。ずっと紹介をしていなかったので本を読んでいないのでは?と思われた方もいるかもしれませんが、本はペース的にはすこし遅くなっていますが読んでいます。ただジャンル的には少し狭いジャンルを読むことが多いのでなかなか紹介する機会がなかっただけです。
話を戻して、本のタイトルは宮部みゆきさんの「過ぎ去りし王国の城」です。
私は以前も書いたことがあるのですが本を読むときは表紙をみて決めることが多いんです。今回も表紙をみて読んでみようかと思いました。ただこの表紙は暗いイメージなので本来なら手に取らないかもしれません。
でもこの表紙になぜか惹かれるものがありまして手に取りました。
登場人物は中学3年生の男の子その男の子が推薦入学で高校進学が決まり暇な時間があったので家の手伝いで銀行に行ったときに一つの出会いがあります。
それが一枚の絵です。その絵にすごく魅かれた男の子はその絵をいろんなことを経て結果的に家に持ち帰るようになりました。
そしてその絵を眺めたりといろいろしていくうちに絵の中に入れることを知り、その後その中にちゃんと入るにはアバター(自分の分身)が必要だということを知る。男の子は絵がうまくないので絵の上手な人でこの絵のことを理解してくれる人を探しにいくというのが序盤の話。
その後はこの絵のことを理解して絵が上手な人を見つけることができ、絵の中に入っていこうとするのですがそれからの話が面白いです。最後までこの話の結末はどうなるのか全く分からない展開です。
この手の本(娯楽系)は日中しか読まないと決めているのですがこの先の展開が気になって夜も読んでしまいました。それほどぐいぐいと入っていける本です。気が付くと私は絵ではなくこの本に魅せられていましたw
絵の中に入れるという非日常的なお話ではありますが深層心理的な要素もありますので最後まで読み終わった後はすこし不思議な感覚になりました。
この本の中でメモしたいなと思ったことはこの本のストーリーとは全く関係ないのですが、「人が自分がどういう生き方をしてきたのか、振り返ってその道筋を目の当たりにするのは親をなくしたときなのだ。たぶん。」
このセリフが出てくるところがあるのですが、このセリフそうなのかもしれないなと思いました。私の両親はまだ健在です。まだまだ伸ばしていきます。
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