みなさんこんばんは「こんかん」です^^
今日の山口市は晴天。いいお天気でした。地区の行事で、峠越えという行事がありまして、お山を一つ越えてきました。普段栗山に行っているのでそんなにつらくはないと思いましたが、とんでもない、膝ガクガクですw まだまだ鍛えようが足りませんね。
さて、先日、父親が微熱を出したために栗山に行くのを中止にしまして、その日ちょっと時間があいたので、読書をしていました。以前から気になっていた本で、さだまさしさんの「かすてぃら」という本です。相変わらずどんな小説なのか前準備がほとんどない状態での読書だったので、この小説がお父さんのお話だとは思いもしませんでした。
よくよく考えると私は何を基準に読みたい小説を決めているのかちょっと考えてみました。基本は表紙の絵が多いのかな~、あとは話題性、そして最終的に話の内容とはいっても本当に簡単な内容しかチェック入れてないようです。
さて、本に戻りますが、このお話は、さだまさしさんのお父さんが危篤状態になって見舞いに行った時から、話が思い出話になっていきます。さだまさしさんのお父さん、とてもユニークなお人で昔ながらの頑固な気質で楽天家、お金は家に入れない豪快なお人、たぶん今の時代なら離婚確率高めのお父さんです。また無類のカステラ好きのお人です。
こんな豪快なお父さんでも、いろいろと苦労はしているようでして、商売をしていた材木屋も倒産し、その後、材木の仲買の仕事をしたりしている。昔には売血というのもあったらしく、血を売る商売のことでこれもたぶんやっていたのではないかと、さだまさしさんはこの本で述べている。本を読んでいて、こういった家庭でだったので生活は決して楽ではなかったようですが、家族はみんなたくましく、とてもいい子に育っている、こういったところから、金持ちや生活に困らない生活が一番なのかもしれませんが、貧乏でもちゃんと子供は育つもんだなと確信しました。私は昔からお金がないと子供を産まない理由にしている人もいますが、いつも「仕事していりゃ何とかなるもんですよ」というのが口癖です。だからこの本をよんで何とかなるもんだと確信を得ました。
底抜けに明るい性格で笑顔を絶やさない人だったらしく、周りの人を惹きつけていたようです。ここは私も見習うべきところですね。私は普段はあまり笑顔をださないので、かなり損をしていると自分で気が付きます。私の顔つきは人を惹きつける魅力的な顔はしていないので、こういった笑顔をしないと、残念ながら人は近寄ってきません。これは経験上感じているので早急に克服しないといけないことですw しかも歳をとるごとに重力に引っ張られて顔を不愛想の顔になっていくそうなので、これではいけないので笑いじわができるぐらい頑張りたいと思います。
そんな笑顔が保てるヒントをこの本から獲りました。本文を抜き出してみますと
もっとも父はどんな時でも底抜けに明るく、その笑顔が人を惹きつけてきた。
いつの時代でも、たとえどれ程自分が報われず恵まれず辛酸をなめ続けていても、そこが永遠に自分の居場所だ、などと思いもしなかったと思う。
今、できることを懸命にやる。
結果がついてこなければ今はしょうがない。いつかはどうにかなるはずだ。
常にポジティブであったことだけは確かだ。
しかし家族には困った人ではあった。
常にポジティブそして、今はしょうがない。いつか花は咲くこの精神が大事ですね。そう思えば常に笑顔で前向きにいけるかもしれない。
しかし、このお父さんはすごい人で戦地にいって白兵戦まだ経験しているだけあって肝がすわっています。怖い人に脅されてもびくともしないし、嫌なことをされると倍返しは平気でするしとにかくすごいの一言です。こういった度胸、本当に見らなわなくてはいけないですね。でもこればっかりは長い年月をもってつくられるものかもしれないですね。
最終的にはお父さんは亡くなりますが、さだまさしさんはこうお父さんをこういっています。
父は本当に最後まで頑張った。
医師が首を横に振って後、十時間近く自力で立ち直ろうと努力し続けたのである。
「投げない」
これは父の人生上、最も重要な心根ではなかったろうか、と改めて思った。
神様が「もういいよ」と言うまで自分からは投げない。
本当に人生途中で投げ出さなければなんとかなるのかもしれない。そう感じる一冊の本です。
この本に元気を一ついただきました。明日もがんばろう~。
そうそう、この本を読んだ後、微熱が出ている父親のところに見舞いにいきましたよ。そんな気にさせてくれた本でもあります^^
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