農業を実践している人のお話を読む。 「小さくて強い農業をつくる」 久松達央

みなさんこんばんは^^

今日の山口市は雨、山間部は雪が降っていました。先日とその前の日は仕事で東京にいっていました。東京での食べ物はもちろんスィーツを探せでした^^ このお話はまた今度ということで、今回のお話は本の紹介です。

みなさんは農業ってどんな感じに考えているのでしょうか?ほとんどの方が特に考えたことがないかと思います。イメージ的にはもうからない、仕事がきつい、現在流行だなどいろいろとありますよね。

農業は労働集約型産業で人によって左右される傾向があります。もっとも大きく左右されるのは天候であることには間違いではないですが・・・。

そして野菜などの販売の単価はとても低いので効率が悪く、大きな収益はだしにくい産業です。そんな産業に身を任せて15年も継続している人のお話です。

「小さくて強い農業をつくる」久松達央さんです。P_20150131_221143_R

小さくて強い農業、ほとんどの農家の方が家内制で小さな農業が多いのですが強いからは遠く離れています。どうすれば強くなれるのか? それに対してのノウハウを書いてある本ではありません。この本は、著者の現在までのストーリーを書いてありましてその中でいろいろと著者の考えを織り交ぜてお話をしていますので、ノウハウ本ではありません。

久松さんは巷にあふれるノウハウ本に書いてあるような、ビジネスの手管だけで生き残れるほど農業は甘くありません!と述べています。それだけ農業の世界は厳しいのでしょう。ですがそれとは別に、今、若者は好きなことをつらぬき、自分の頭と手で考え、時代を切り開かねばなりません。農業はそれを小規模でも実現できる、数少ない仕事の一つだとも述べています。

久松さんは有機農業を実践しています。がしかし、有機農業に対しての考え方は有機農業や無農薬栽培などにこだわる一般的な考え方と一線をひいている感じです。

この本を読んで私が感じたことは読み終わった後にワクワク感が残っていたことです。農業って大変な仕事なのは変わりありませんが、やり方は多方面にあるんだな~っと。一人であんなやり方はどうなんだろう。これをこういう風にすればいいのかとしばらく妄想に耽っていました。

久松さんが農業を始めた理由は、事業計画とかじゃないんだよ。地域に溶け込むとかじゃないんだよ。俺はただやりたいんだよ。ということです。ただやりたいだけ。久松さん自分でもいっていますが、変り者なんです。

山口県でいう「へんくう」なんですよ。

実際に専業農家を始められた方はどういった方が多いのかは私にはわかりませんが、熱い情熱をもった「へんくう」な方々なのかな~。なんて思ったりしました。

時間があれば新規の農家の方々の話を聞きに回ってみたいです。これは私の一つの目標というのか夢というのかはわかりませんがテーマになっています。そこから新しい考え方が必ず出てくると思っています。

この本は確かにノウハウ本ではありませんが、今までの体験を書かれているのでその文面の中で、手法を学ぶことができます。私なりにこの本からいろんなことを学びましたよ。

今から就農など農業、農家にあこがれている人もぜひ読んでほしい本です。

 

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