共存。二つ合わされば地域は活性化するかも~脱限界集落株式会社~星野伸一

みなさんこんばんは^^

今日の山口市は晴れの天気になりましたが風も若干つよかったです。また気温も少し低めだったような感じがしました。明日の天気は関東はとても寒いとのことですね。体調管理しっかりいないとすぐに風邪をひきそうですね。

さて、今日は本の話です。「脱限界集落株式会社」著:星野伸一さんです。

P_20150407_220712_R

この本は前作「限界集落株式会社」からの続きではありまして、前作を読んでいる方がとても面白く読めると思います。私は前作から2年ぐらいたっているのですっかりストーリーを忘れていまして、人物関係がわかるまでしばらく時間がかかりました。この本の最初あたりに人物関係図があったらわかりやすかったかもしれませんね。

今回の脱限界集落株式会社は前作の限界集落株式会社のような農業再生とは違います。今回は農業ではなく、地方の町の再生を中心とした話となっています。

田舎の町にタウンモールができてきて、それによって町が活性化していくところで、既存の商店街が再開発地域に指定されて、その再開発をめぐって反対派、賛成派がわかれてたたかっていくお話です。

このタウンモールは現代的な経営スタイルでサービス第一の現代スタイル。一方商店街は昔ながらの会話や人情を主体としたスタイル。

この2つのスタイルが共にぶつかり合うのだが、規模からいくととてもではないが商店街は分が悪いのだが、そこからどうやって挽回していくのか・・・。

この本は現在における郊外型店舗ができることによって昔からある商店街がなくなっていっている現状の中、どうやって共存していくのかを模索した本でした。

それぞれのお互いの特性を生かすことが大事で、郊外型店舗はそこに行くことによって、いろんなものをたくさんの中から自分のお気に入りのものを選んでいく、一方商店街は人と人とのコミュニティーを大事にしながら人に必要にされたり、必要としたりしながらお互いを認め合うお店がある感じでそのお互い両方ともやはり地域のためには必要でお客はその時々によってどちらかを求めて動いていく。

だから両方がうまく補完しあえればもっと地域は活性するのでは?みたいな結末に感じました。

この本で一文メモメモするところは

「自分のライフスタイルにこだわるのは、平和なときだけにしろ。今は有事だ。武器をとって戦え」

これは自分たちのライフスタイルにこだわる商店街側の人間に対して前作に登場した主人公が言ったセリフです。

有事の時には戦わないといけない。なんとかなるでは済まないんですよね。この言葉はしっかりと覚えておくことにします。

いつか私にもこういった事態がくるかもしれません、その時に戦えるだけの武器を準備しておかないといけませんね。今からまた学んでいきます!!

前作「限界集落株式会社」の記事→農業をやるぞと思ったら最初に読む本 限界集落株式会社/黒野伸一 

 

もしよろしければぽちっとお願いします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 果樹・野菜農家へ
にほんブログ村

農業・畜産 ブログランキングへ